玉ねぎ
特徴と産地情報
料理に欠かせない万能野菜「玉ねぎ」。ふらの産玉ねぎは硫化アリルという天然成分を多く含んでいて日持ちが良い品種が主力になっています。硫化アリルは辛味や苦味の成分なので、生では辛味や苦味を感じますが、熱を加えると甘味や旨味に変わります。
国産玉ねぎの6割を生産する北海道の中で、2番目の生産量を誇るJAふらのでは、昭和45年頃から水田の転作作物として玉ねぎが積極的に栽培されるようになりました。今ではJAふらのの主要作物になっています。
消費者のみなさまが求める味や品質を追求するために、生産者で組織する「ふらの農協 玉ねぎ部会」では、栽培技術の研究や、新品種の試験に取り組んでいます。また、品質の向上をはかるため、JA選果場での共同選別を行い、8月上旬から翌年7月下旬まで安定的、継続的に全国の市場、量販店に出荷しています。
品種紹介
- 北はやて2号
- SN-3A
- ふら皇03
- オホーツク222
- 北もみじ2000
出荷カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |||||||||||||
出 荷 時 期 |
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ふらの産玉ねぎは、8月上旬から9月頃に収穫し、冷蔵庫等で翌年7月上旬まで貯蔵され、順次選別・出荷しています。
JAふらのは、青森県等でりんごの貯蔵で使われていたCA(Controlled Atmospheres:空気組成調整)貯蔵庫を、平成18年に玉ねぎで初めて実用化しました。倉庫内の酸素濃度を下げ、玉ねぎを「休眠」状態にすることにより発芽や発根をおさえ、長期間の貯蔵が可能となりました。
また、倉庫内にエチレンガスを導入するエチレン貯蔵も長期貯蔵に効果があることが確認され、平成29年に導入しました。
最新技術を導入し、全国の皆様に、長期間、安定的に鮮度の高いふらの産玉ねぎを出荷できる体制を築いています。