ミニトマト
特徴と産地情報
食卓の彩やお弁当のアクセントに欠かせない真っ赤なミニトマト。富良野のミニトマトは、6月上旬頃から10月下旬頃まで収穫され、旬を迎える夏が出荷のピークになります。
富良野では、ミニトマト栽培に適した気象条件を活かしながら特別栽培農産物ガイドラインの基準を満たした栽培に取り組んでおり、全国に安心で安全なミニトマトを届けることができる様に労力をおしまず、手間ひまかけて栽培しております。
ミニトマトの鮮やかな赤色の成分リコピンは、有害な活性酸素を除去する抗酸化作用があると言われ、老化の進行を抑制するほか、動脈硬化やガンの予防に有効であると言われております。また、ビタミンCも豊富に含まれており美肌効果も期待できます。
ミニトマトは、リコピン、ビタミンC、カロテンやカリウム等の栄養が小さな玉にギュッと詰まった野菜です。
富良野のミニトマトは、米価の自由化や野菜の価格が低迷する中、昭和50年頃から施設園芸野菜(ハウス野菜)の拡充として作付が開始され、平成10年に共選体制を確立し栽培面積を増やしてきました。現在では、約34ヘクタールの面積から年間1,500トンを出荷する道内屈指の産地となりました。平成29年度には、新しい選別施設を導入しミニトマトの供給産地として更なる面積拡大に向けた体制づくりを行っております。
「ふらのミニトマト部会」は、富良野管内79戸の生産者で構成され、毎年、特別栽培農産物説明会や栽培講習会、出荷目合わせ会を開催し、高品質栽培と消費地に安定して供給できる栽培技術の向上を目指しております。
ミニトマト栽培は、気象に影響される部分はあるものの、手間ひまかけると確り期待に応えてくれる農産物であることから新規就農者でも取り組みやすく、ミニトマト部会の会員にも多くの新規就農者が加入しているのが特徴です。
ミニトマト豆知識
富良野盆地の気候は、昼夜の寒暖差が大きく富良野の多岐にわたる農産物を美味しく育てる条件が整っています。ミニトマトにも適した気候であり、全量ハウスで栽培することで食味に大きく影響する水分の調整が的確に行えるので、美味しさの詰まったミニトマトが栽培できます。
特別栽培品について
当産地のミニトマトについて北海道慣行基準の農薬ポイントの5割減(23ポイント→11ポイント以下)、化学肥料由来の窒素分の5割減(28kg→14kg以下)を実施した特別栽培品のものもあります。79戸の生産者が実施しており農薬散布については随時更新いたしますのでこちらよりご確認下さい。
品種紹介
- キャロル10
- キャロルパッション
- SC008
出荷カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |||||||||||||
出 荷 時 期 |
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ミニトマトは、6月上旬から10月下旬までロングランで出荷しています。道外への出荷は収穫が本格化する7月からの開始となり、主に関東、関西、中京方面への出荷となります。