メロン
特徴と産地情報
北海道を代表する夏の味覚、メロン。富良野盆地は一日の寒暖差が大きく、メロン栽培に適した気候です。空知川の川沿いや、盆地周辺部の水はけのよい土地を中心に、JAふらの管内ほぼ全域で栽培されています。作付面積は200haを超え、JA夕張市(夕張メロン)、JAきょうわ(らいでんめろん)とならび、北海道内の3大産地のひとつです。
かつては青肉メロンの生産も盛んでしたが、現在は赤肉メロンが主流になっています。
赤肉メロンは緑黄色野菜並みのβカロテンを含んでおり、青肉メロンの約30倍。また、カリウムも豊富で、体内の塩分を排出する効果があり、デザートのメロンはアンチエイジングや高血圧予防も期待できます。
メロン栽培の歴史は古く、水田からの転作が始まった1970年代に富良野市山部、上五区地区で栽培が始まっています。旧市町村ごとにあった旧JA単位で、メロン生産者の集まりである「部会」が組織され、それぞれ品種改良や栽培方法の改善について研究し、お互いに切磋琢磨して現在のメロン栽培にたどり着いています。
こだわりを持った生産者組織「部会」が英知を持ち寄り、よりおいしいメロンを皆様にお届けするため、平成30年9月より一部品種を皮切りに「富良野メロン」として同一ブランドで販売することになりました。
メロン豆知識
メロンは、日中は太陽の日差しを浴び光合成で得た養分を果実に蓄え、夜は呼吸することで養分を使ってしまうのですが、夜の気温が下がることで呼吸が抑えられ養分が減りにくいため、一日の寒暖差が大きい富良野盆地は美味しいメロンができるのです。
品種紹介
- レノン
- ルピアレッド
- ティアラ
- R113
- UR113
出荷カレンダー
1 月 |
2 月 |
3 月 |
4 月 |
5 月 |
6 月 |
7 月 |
8 月 |
9 月 |
10 月 |
11 月 |
12 月 |
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出 荷 時 期 |
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メロンは5月中旬から10月中旬まで、ロングランで出荷しています。気温に敏感な作物のため、作付時期に合った品種を選定し栽培しています。